小学生の子供空手教室をお探しの父兄の方へ、6つのポイント解説
1 子供本人にやる気があるか
2 どういう空手をやらせたいか
3 通える範囲で探す
4 見学・体験してみて検討する
5 指導者のレベル
6 スポーツ保険に加入しているか
芦原会館岡山支部です。6つのポイントをわかりやすく解説していきます。
子供本人にやる気があるか
親がやらせたいだけで、やる本人にその気がなければ、うまくならないし、いやいや通わせてもいいことはありません。
一番重要なのは、本人にやる気があるかどうかです。
やる気のある子は、どんどんうまくなるし、強く成長していきます。
ユーチューブで空手の練習風景などを見せて、興味を持つかどうか反応を見ましょう。
ドラゴンボールなど、アニメに影響を受けて、空手を始める子もいます。
どういう空手をやらせたいか
スポーツ空手か、実戦的な空手か。
オリンピックなどのポイント制のスポーツ空手を目指すのか、実戦的なフルコンタクト空手を目指すのか。
どちらかに決めて、道場を探す必要があります。
同じ空手とは言うものの、全然違う別物と思った方がいいです。
もし、オリンピックなどを視野にいれたいなら、現状では全日本空手道連盟という団体に加盟している団体でないと、ほぼ出れません。
オリンピックを目指すという言葉を出していても、防具付きの空手、フルコンタクト(実際に当てる)空手の団体(極真会館、芦原会館、正道会館など)や伝統派の団体でも、加盟していない団体は出れません。
通える範囲と費用で探す
自宅からの送迎を考えた時に、車を使う方が多いと思います。徒歩、自転車で通えるなら
それに越したことはありません。
車の場合は、範囲を広げて探せますが、渋滞などでかかる時間や、駐車場の有無を確かめましょう。
曜日、時間帯も重要な要素の一つですが、費用についても長期で考えましょう。
道着プレゼントなどしてくれる教室もありますが常識的に、赤字を出して経営するところは無いので、1年単位で支払う金額はどうなるか、で検討しましょう。
見学・体験してみる
実際に、道場に見学に行って体験練習をしてみましょう。体験してみて、初めて分かることもあります。
道場の雰囲気は、明るいか、真剣に練習しているか、礼儀はどうなっているか、空手の技術についてなど。
指導者の人柄なども、重要なポイントです。
そのうえで、入会するかどうか検討しましょう。ただ、決断したら早めに行動するのがいいですね。
100パーセント理想的な、完璧なところはありませんから。
指導者について
指導者の指導力以前に、その指導者が子供一人一人をしっかり見ているかどうか。
空手という武道の性質上、体調が悪くなったり、故障したりということを、なかなか言い出せない子がいます。
常に、顔色や、どこか痛そうにしていないかを、気を付けて見ているか。
そういう子は、すぐに声をかけて休ませたり、父兄に連絡して帰らせる必要があります。
これができないと、故障した部位が悪化したり、重大な事故に繋がりかねません。
人数が多い教室では、一人の指導者では難しいのでサブの指導者が必要です。
スポーツ安全保険に加入しているか
その団体が、スポーツ安全保険に加入しているかどうか。
スポーツ安全保険は、スポーツ安全協会に団体が加入する事で入ることができます。
けがなどに、入院、通院などで保険金が出ます。詳しくは➡ ➡ スポーツ安全協会のHPをご確認ください。
子供だと、一人800円、大人で一人1,850円(手数料除き) が必要です。
空手も他のスポーツ同様、運動することでの危険性はあります。
これは、空手が危険というわけではなく、バスケット、サッカー、ラグビーと同様の危険性はあるという事です。
この保険に、加入している空手教室もたくさんありますが、加入していない団体もあります。
HPなどに表記されていなければ、問い合わせてみましょう。
危機管理が出来ているかどうか、の目安のひとつになると思います。
以上、空手教室を探す上でのポイントを解説しました。
日本の武道、文化としての空手は、素晴らしいものです。
ひとりでも多くの方が、空手という文化に接して、人生を充実したものにされる事を願っています。